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北海道釣り紀行2009(1) 朱鞠内湖_寿司編 [釣り]

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2009年9月18日(金)。羽田7時30分発、AirDoとの共同運行である[飛行機]ANA4731便は、快適な飛行を続け定刻通り9時15分過ぎに旭川空港に到着。
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ANA4731便は、AirDoとの共同運行便

今年は、シルバーウィークということで五連休。さらに一日お休みを頂いて6連休として北海道に行くことにしました。なにしろ、5連休ともなると旅費が高いので、行きはお休みを頂いた平日として、旅費を抑えました。

恐れていた台風14号が、追いかけてきていますが、どうやら日本列島からそれそうです。でも、台風が、秋雨前線を押し上げるので天気は心配です。

今秋は、父親と母親も加えて三人での旅。父親は、365連休なので、先に車でフェリーを使って北海道に入っています。
旭川空港で出迎えてくれるはずですが、母親が土産を頼まれたということで、まずは、旭川空港の土産物屋に直行。カルビーの『じゃがポックル』を買うためです。もともと北海道の限定(販売店も限定されている)で売られていた素朴な味わいのポテトフライ菓子です。今では、量産品である『Jagabee』が全国的に販売されていますが、やはり、多少味が異なるようです。平日の朝ということもあり、なんなく入手。入手出来るときに入手しておかないとこの連休中にゲットするのは難しいでしょう。

無事に父親と合流。一路、朱鞠内湖に向かう事にします。何しろ、今回も全日釣りの予定です。まず初日は、幌加内町に近い朱鞠内湖で幻の魚、イトウ釣りに挑戦してみます。もちろん期待薄な事はわかっていますが、間違って釣れることを祈ります。今まで、朱鞠内湖は観光でも行ったことがないので、まったく未知の領域です。ネットや本の情報だけが頼りでした。

旭川空港から朱鞠内湖までは、約九十キロであり、約一時間半の行程ですが、順調に我が家のWISH号は旭川空港から北上を続け、江丹別峠を越えて幌加内町に入りました。
幌加内町は、そばの生産量が日本一であり、やはり、広大なそば畑が多いです。すでに刈り取られた畑も多かったですが、そばの実を付けた刈り入れ前の畑も見ることが出来ました。

時間は11時半くらい。父親の安全運転で、予定よりややスローペースです。昼食には、ちょっと早いが、せっかくなので幌加内そばを頂くことにしました。何軒かそば屋を見つけましたが、車で入りやすかったので『あじよし食堂』というそば屋に入ってみることにしました。まだ時間が早いのにお客さんが何人かいました。

私と父親は、もりそばと天ぷらの盛り合わせを注文し、母親は暖かいそばを注文すると、しばらくしてそばが出てきました。けっこう角張ったそばということ以外、特になんの変哲もないそばでしたが、食べるとしこしこして美味しかったです。天ぷらも美味しかった。
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幌加内にあるあじよし食堂のそば。非常に美味しい。

お腹を満足させて幌加内町をあとにします。ここから朱鞠内湖はもう目と鼻の先です。その途中から朱鞠内湖から流れ出る雨竜川と平行に走るようになり、やがて朱鞠内湖に到着。時間は、12時半で予定より1時間遅れでした。
朱鞠内湖の水を堰きとめるダムが見える展望台に行ってみると。朱鞠内湖は、人造湖にもかかわらず、大自然の中に原始的な風情を醸し出しています。このような湖も珍しい。ネットにはアラスカのような美しさと書いてあったが、アラスカに行ったことがないのでわからない。
山ぶどうが実っていたので、食べてみた。すっぱい!経験上、山ぶどうは木によって甘みが異なるので、この木のものは全てすっぱかった。
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朱鞠内湖の展望台に生えていたやまぶどう。超すっぱい。

朱鞠内湖は、人造湖では日本一の大きさで、流入するいくつかの河川では、減少の一途を辿っているイトウが今もなお自然繁殖を続けている貴重な湖です。さらに、近年漁協が設立され、イトウ等の魚を保護、育成しており、その数は年々増えているそうです。

展望台から漁協のあるキャンプ場近くの湖畔に移動ます。漁協が出来てから、魚達の保護活動を目的に、釣りには1,000円の釣り券が必要です。まずは、それを買わなくてはなりません。漁協には人はいませんでしたが、ネットの情報にあったとおり、無人釣り券券売機『釣り券くん』で釣り券を購入しました。入湖ノートには、2~3名がボートで釣りに入っていることが確認出来ましたが、岸で釣っている人は、誰も見つけることができませんでした。
雑誌などの情報をもとにポイントを探し車で走り回りましたが、結局、無難に第三キャンプ場の湖畔で釣りを開始することにしました。
ライトタックルでトラウト用のルアーで釣ってみます。何の障害物もない自然めがけて、キャスティングするのも気持ちがよいです。しかし、何投かするも、まったくアタリなし。キャスティングの練習も兼ねてひたすら投げます。
静かな一時が流れます。
ふと岸を見上げると、そこにはなんとベニテングタケが!!
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朱鞠内湖とベニテングタケ

ベニテングタケは、ディズニーやおとぎ話のモデルとなっているきのこです。あまり色は良くありませんが、今まで気が付きませんでした。あちこちに幼菌も生えており、キャンプ場周辺は、もう少ししたらきっとベニテングタケの群落です。朱鞠内湖をバックにベニテングタケを記念撮影。もちろんベニテングタケは、毒きのこなので取ったりしません。写真は撮りました。こんなところで、思いがけない出会いがありました。

気を取り直し、ルアーを変えながらキャスティングを続けますが、まったくアタリなし。父親と母親は、キャンプ場のベンチで演歌を聴きながらしゃべっています。あたりには、我々以外誰もいない。静かに時間がゆったりと流れました。

16時を過ぎると湖面に森と空が映し出され、さらに幻想的な光景となってきました。今日は、一気に北見まで移動なのでそろそろ釣りを辞めようと思っていたところ、ルアーが・・・。ラインからはずれて飛んでった。
もう無駄だからやめなさいという事か。最後の最後で朱鞠内湖にルアーをプレゼントして、本日の釣りを終了。

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16時を過ぎると風もなく、湖面に独特の風景を映し出します

本日宿泊する北見は、ビジネスホテルなので遅く到着しても問題なし。しかし、朱鞠内湖から北見までは、200キロくらいあり、通常なら4時間半はかかる行程です。カーナビの言うとおり、道道729を通り、天塩川沿いに国道40号を南下して、比布を通り国道39号線に入ります。国道39号線に入れば北見までは一直線です。比布あたりから暗闇の層雲峡を抜け留辺蘂を超えたところまで、時間にして1時間半位でしょうか、距離にして80~90キロをなんとノンストップ。一般道をこの距離ノンストップとは、やはり北海道ですね。

20時過ぎに無事、北見到着。結構順調に来たが、それでも三時間くらいかかった。まぁ予定通りだが。
ビジネスホテル『ドーミーイン』にチェックインして荷物を置いて、タクシーで予定していた回転寿司屋『トリトン』へ。

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回転寿司、トリトン夕陽ヶ丘店。派手なピンクのネオンが特徴。

タクシーの運転手さんは、『トリトン』夕陽ヶ丘店へ連れて行ってくれた。
まずは、生ビールで乾杯!
でも、サッポロクラシックの生では無いのが残念だった。観光客相手ではないので、仕方がないが、さらに、『トリトン』はお酒は生ビールしか置いていないという事実を、はじめて知った。

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今日のおすすめは、旬の歯舞さんまのようです

北海道ならではの寿司を堪能する。

サーモン、
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とろけるサーモン

歯舞さんま、
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歯舞は、根室市にあります、脂のりのり

青そい、
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ちょっと淡白な白身です

生ホッキ、
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北海道では、たいてい生ホッキが出てきます、ボイルされた赤くなったのより、貝の風味が強いです

イクラ、
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イクラも安くて、大粒でうまい

おひょう、
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おひょうは、北海道で採れるカレイです、これも淡白で間合いに食べると美味しい

ニジマス
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何とかさんが育てたニジマスって書いてあった、エサと環境によって、身はサーモンのように赤くなります

炙りトロ、
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ちょっと焼きが食べたくなったので・・・

サケ、イクラ親子巻き
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おまけに

うに、
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北海道はバフンウニが多いですが、口の中であっというまにとろけて無くなります

どれも絶品です。何とかさんが育てたニジマスは、話しのネタに食べてみました。サーモンにひけを取らない美味しさです。
三人で飲んで、食べて7,500円。激安!!とろけるようなサーモンなんて一皿139円です。
満腹状態で、タクシーで温泉があることを売りにしているビジネスホテル『ドーミーイン』に戻り、常呂から持ってきているという肌がつるつるになる温泉に入ってこの日は寝ました。

釣りはボウズでしたが、お腹は大漁・・・。
 
【後記】
東京に帰ってきてから、『じゃがポックル』と『Jagabee』を食べ比べてみました。『Jagabee』は、現在はうす塩味となっていて『じゃがボックル』より塩分が控えめになっています。食べ比べた感想は、『じゃがポックル』は、『Jagabee』より食感が軽いような?、じゃがいもの風味が多いような?・・・感じがする。
奥さんは、『同じじゃん』という感想でした。成分表を比較する限り、明らかに味が異なるはずなのだが・・・味覚が鈍感なのかほとんどわかりませんでした。
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左がJagabee、右がじゃがボックル。

北海道釣り紀行2009(1) 朱鞠内湖_寿司編 完  (2)に続く
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北海道釣り紀行2008(4) 恵みの川編 [釣り]

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網走能取岬にある1軒宿『あら鷲』。大きな窓からは、オホーツク海が一望でき、その先には知床半島が望める。

2008年9月15日(月)。起きると空は快晴。トンビの群れが上空を舞っていた。
『あら鷲』。私の北海道での釣りはここから始まった。まだ、北海道を観光して回っている頃に、宿泊した際、宿のおじいちゃんに釣りに連れて行ってもらった。それが、北海道での本格的な釣りの始まり。

オショロコマは、以前から釣ってみたいあこがれの魚であったが、熊のテリトリーであるためそう簡単には釣りが出来ない。そんな時に『あら鷲』のおじいちゃんに出会った。おじいちゃんには、きのこ狩りにも連れ行ってもらった。きのこに詳しくなったのもおじいちゃんのおかげ。今思うと本当に「きっかけ」って大事大事。

それから、毎年『あら鷲』にお世話になっている。おじいちゃんは、出会った翌年に無くなってしまった。もっともっと釣りやきのこ狩りに連れて行ってもらおうと思っていたのに・・・。

今回は、事情で4年ぶりとなってしまったが、変わったといえば、トイレが水洗になっていた。前はぼっとん便所だったのに。あれが、また最近は味わえないトイレで良かったのだが・・・。
お客さんの中には、ぼっとん便所を見て、逃げてしまう人もいるらしい。妖怪でも出てくるのか?

今日は、おじいちゃんに連れて行ってもらった川は、パス。足が悪い父親にはちょっときついので。
その近くの川へ行った。やはり上流域で、一人では絶対入りたくない川。なにしろ足跡や爪痕、エゾシカの残骸を見たことがあるので、ここには絶対やつはいる・・・。誰が? 
だから、クマさんが・・・。

この川は、比較的平坦でたまりも多く、父親や子供にも釣りやすい。大物は少ないが、オショロコマやヤマメが混じってつれる。
川に降り立てば、オショロコマがゆうゆうと泳ぐ姿が見られる。

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見えづらいがオショロコマがゆうゆうと泳ぐ。

釣りはじめるとすぐにアタリが。小物だが数釣りには面白い。たまには30cmクラスのオショロコマもいるのだが、今日は反応無し。
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ちょっとやせ形のオショロコマ。

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ヌメリスギタケモドキ。渓流では、ふときのこにも出会います。

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小さなクラスだが、オショロコマとヤマメが混じって釣れる。

父親も釣りまくる。
夕方近くになり、父親が疲れたので辞めた。

私は、本流でもう少し釣ってみたところ、25cmクラスのオショロコマが立て続けに連れた。

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魚のことを考えると水中で撮影すべきでした。リリースすれば良いというものでは無いですね。

今日も『あら鷲』泊なので、網走に早めに戻りました。今ではめづらしい食材に舌鼓をうち、オーナーとお話しをして就寝。今日も熊さんに出会わず、めでたしめでたし。

2008年9月16日(火)。
もう帰る日が来てしまった。帰る日なので、近場の網走港でサケ釣り。『あら鷲』のオーナーの奥さんからは、たくさん連れたら台所を貸してもらう約束までして行った。
しかし、食いは渋く、ウグイのアタリのみ。天候も悪くなり、エサも無くなり、貯まってた疲れも出てきて、釣りを断念。

女満別の温泉につかり、無事、東京に戻ったのでありました。

北海道釣り紀行2008 完

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北海道釣り紀行2008(3) 滝と斜里川編 [釣り]

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2008年9月14日(日)。AM6時頃目が覚めた。部屋の窓を開けると川湯温泉は、霧で包まれていた。晴れているのか曇っているのかよくわからない。昨晩は、異なるホテルに泊まったが料理の手違いで、お詫びに大量のカニが出てきて、まだカニの余韻が残っている感じだ。

今日は、以前にも行ったことのある斜里川に行ってみることにした。川湯温泉からは。30数キロ。天候は霧がはれて晴れ。

以前は、斜里川の支流によく行ったものだが、ダム等が出来、魚たちの生活環境破壊も進んでいると思われるので、本流で釣ってみる事にした。

途中の小清水町でさくらの滝を見物。8月あたりまでは、多くのサクラマスがこの滝を飛び越えるらしい。少し、見ていたが、1匹も魚影は無し。

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さくらの滝。この滝を飛び越えるサクラマスを見てみたい。

そこから、上流部に向かう。なんだかんだ走っている内に、男鹿の滝まで行く事に。でもこれが結構遠かった。林道のような道を10km以上も走ったと思う。途中数台の車とすれ違う。釣りなのか滝見物なのか。

すでに10時前。ようやく、男鹿の滝の入り口に到着。ここからは、徒歩で上らなくてはならないようで、足の悪い父親は、待機。一人で滝に向かった。ここは、斜里川上流部。一人では怖い・・・。何が? 
ヒグマが・・・。

細い道を常備の鈴や笛を吹きつつ、10分程度で到着。すごーいというほどでもなく、普通の滝。さっさと撮影。

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斜里川上流部、男鹿の滝。

車まで戻り、今度は来た道を下る。また何台か車とすれ違う。男鹿の滝は、結構見物客が多いようだ。

ある程度戻ったところで、釣ってみる。小さなオショロコマが釣れた。オショロコマは、サケ科イワナ属の魚で、今は日本では、北海道にしか生息していない。魚体は茶から黒褐色、白い虫食い状の斑点に、朱の斑点がちりばめられた綺麗な魚体。産卵期には、お腹が金色になり、黒と金色のコントラストが何とも高級な色彩。
最近は、日本のイワナ属は、アメマス(エゾイワナ)とオショロコマの2種に大別されているようだ。日本各地にいろいろなイワナがいるが、それらはすべてアメマス(エゾイワナ)の亜種に分類されている。

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斜里川のオショロコマ。オショロコマも絶滅危惧II類になっているので、すべてその場でリリース。

少し釣ってみたが、小さなオショロコマばかりであった。さっきまで晴れていたのに、急に大粒の雨が降ってきた。風も強い。山の天候には注意しなくてはならない。

ポイントを探しながら、また車で下る。結構な川幅になるまで本流に沿って下り、釣ってみる。これほどの川幅だと大型のアメマスも期待できる。

がっ。釣れるのはチビヤマメばかり。数は釣れるが、すべてチビ。でも綺麗な魚体。時々オショロコマも混じるが、総じて小型。1匹だけ20cmのオショロコマが釣れたが、今日はこれが最大級。

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斜里川本流部のチビヤマメとオショロコマ。ヤマメは、北海道では水産資源で保護が厳しい(降海するとサクラマスになるので)のでリリースする。

今日の釣りは、終了。小物ばかりで、やや物足りないが、明日もあるのでほどほどに。

今日からは、いつもお世話になっている網走の1軒宿『あら鷲』に連泊する。斜里から一路網走へ。今日は夕食を予約していない。北海道では寿司が食べたかったので、網走駅近くの回転寿司屋『かに源』で食べることにした。
いつもは、北見の『トリトン』で食べるのだが、今回の釣行は、北見を通らないので、網走となった。

北海道ならではのネタ(ニシン、鮭、おひょう(かれい)、イクラ、アマエビ、サバ)を中心に頼み、たらふく食べる。
満腹になったところで、能取岬の中程にある宿『あら鷲』へ。

『あら鷲』に着くと、オーナーが笑顔で迎えてくれた。4年ぶりにお会いする。

その夜は、オーナーと父親、たまたま泊まっていた釣り好きなお客さんと魚釣りやクマ情報で話しが盛り上がった。

北海道釣り紀行2008(3) 滝と斜里川編 完  (4)へ続く
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北海道釣り紀行2008(2) 受け継ぐ川編 [釣り]

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2008年9月13日(土)。昨日は、サケ釣りの興奮がさめやらぬ中、川湯温泉につかって疲れをいやした。
川湯温泉ホテルプラザの朝食は和洋バイキングでたらふく食べてしまった。何故かスパゲティナポリタンがうまかった。
さて、今日はどこに釣りに行きましょう。何しろこのあたりは、屈斜路湖や釧路川等ごく近辺にも釣り場はあるし、他の川にも比較的短時間で行ける。
とにかく、エサが無い(昨日の網走の釣具屋でお目当てのエサを入手できなかった)ので、事前に調べてあった弟子屈の釣具屋へ。
話し好きな、主人が出てきて、いろいろ教えてくれた。いろいろ話しを聞き、主人特製のイクラエサ等を買ったが、やはり、今日はあこがれの道東の川に行ってみよう。

1時間もかからず、バイカモが生えるスプリングクリークに到着。いろいろポイントを探してみたが、父親が足があまり良くないので、流れの比較的に弱い上流部へ。
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バイカモは、綺麗な川に生える水生植物

さて、一投目。少しすると小さなアタリ。7cmほどのチビヤマメ。この川で初めて釣れた魚は、ヤマメでした。エサ釣りだとバイカモにすぐ根がかりするので、バイカモの間に慎重にエサを流す。アタリがあり、釣り上げると15cmほどの今度はアメマス。その後も、アメマス、オショロコマ(北海道にしかいないイワナの仲間)、ヤマメと方こそ小さいが釣れる。

よくバイカモの下をのぞいてみると、サケがゆうゆうと泳いでいる。こんな間近でサケを観察できるのも、北海道ならでは。でも、捕ったら密漁でお縄。
すると、今度は大きなアタリ。結構な引き。引き寄せるのもままならず、岸も無いので、思い切ってバイカモの上に引き上げた。30cm超のアメマス。この川では、全然小振りだが、私の2.7mの貧弱な渓流竿では、結構な引きが楽しめた。この竿では、このくらいのクラスで精一杯かもしれない。他の釣り人は、たいてい、ルアーかフライで大物ねらいが普通だ。

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30cm超のアメマス。北海道では、話しにならない大きさ、この川には70cm超級も存在する

やはり、アメマスが主流か。オショロコマ、ヤマメは少ない。しかし、まだ本日お目当ての魚が釣れていない。それは、カワマス(ブルックトラウト)。外来魚であるが、この川では、自然繁殖して脈々と種を繋いでいる。

何とかカワマスにお目にかかりたいと思い、竿を振る。24cmクラスがヒット。釣り上げてみると、白い虫食い状の斑点に青く縁取られた朱点。何とも奇妙で奇抜な自然にデザインれた模様は、紛れもなくカワマスだ。釣れた。もう、今日の目的は達成って感じ。長年の夢が叶った。
カワマスは、日本各地で養殖されたり放されたが、今は、外来種ということで放流が禁止され、駆逐が進んでいる。上高地や日光等で自然繁殖している。が、日光以外で釣って良いところはほとんど無い。日光でもよほど運が良くないと釣れないらいし。それが、この川では釣れてしまう。
ここのカワマスは、アメマスやオショロコマとの雑交も少ないようだ。ネイティブの姿を保っている。産卵の時期が微妙に違うのか、明確に魚体の模様を認識して、交配しているのか?雑交が見られず、他の日本固有種に害を及ぼさないのであれば、無理に駆逐する必要性も無いと思うが・・・。


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写真ではわかりにくいが、朱点に青い縁取りという派手さが特徴。非常に美味しいらしいが、個体数はやはり少ないので、リリース。

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自然に溶け込む瞬間。でも、北海道の川の上流部は、一人で入るのは危険。日本最大の獣『羆』の領域。それなりの知識と装備が必要。

その後、父親もカワマスを釣り上げた。2匹目のカワマスをゲット!こちらの方が模様がはっきりしていて綺麗であった。
その後も、アメマスを釣るが、とうとう、私の竿が折れた。修理してあったところが、さらにストレスがたまり、アメマスのまえに耐えられなくなったのだ。代わりの竿は、あるが、明日もあるし、今日はこの辺で辞めときましょう。
魚たちは、いけすで少し休ませた後、すべて元気に母なる川に帰っていきました。

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父親が釣ったカワマス

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4時間ほどで、二人でアメマス多数、ヤマメ数匹、オショロコマ数匹、カワマス2匹、40cm超級は、掛かりもせずでした。あっ、ニジマスが釣れてない、5目釣り失敗!

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バイカモの花がまだ咲いていました。梅の花に似ているから『梅花藻』だそうです

今日も川湯温泉に宿泊です。時間があったので川湯の『くりーむ童話』でアイスクリームを食べました。お目当てのハスカップが無かったので、ゴマにしましたが、美味しかった。

北海道釣り紀行2008(2) 受け継ぐ川編 完 (3)に続く
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北海道釣り紀行2008(1) アキアジ(サケ)釣り編 [釣り]

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2008年9月12日~16日まで北海道に釣りに行ってきました。子供が小さかったので、3年間北海道での釣りはお休み。4年ぶりの釣り紀行となりました。今回は、父親と私のふたりきりです。

羽田を7時50分に離陸した[飛行機]JALは、快適な飛行を続け、9時半過ぎに女満別空港着。
空港内にあるレンタカー受付カウンターで、受付をすませ、予約をしていたレンタカーを借りました。送迎バスが空港からレンタカーの営業所まで送迎してくれます。
借りたレンタカーは、日産ティーダでした。釣り道具等の荷物は、先に東京からここに送っておいたので、すでにティーダに積まれていました。結構な荷物ですが、二人なので全く余裕。今回は、JALフリーチョイスのツアーで、オプションのレンタカーは、6日間で17,500円(超過走行追加料金無し)という格安でした。

カーナビ等のレクチャーを受け、出発。今日から毎日、北海道の自然を満喫しつつ釣り三昧の始まりです。

まずは、網走港に行ってみます。果たして、サケ(北海道ではアキアジといいます)は釣れているでしょうか?
北海道では、サケ・マスの川での捕獲は禁止されていますが、海は無料です。釣れれば、美味しいサケを無料で食べられます。もし、それが雌であれば、さらにイクラ丼のビックプレゼントが! 
つまり、釣り、サケ料理、イクラ丼と楽しみがたくさんあるのがサケ釣りの醍醐味です。なので、地元のおじさんや若者、はたまた主婦までがサケを釣っています。どこの防波堤も浜辺も休日となれば、釣り堀のようなにぎわいです。

サケ釣りは、時間帯、潮流、水温、風等で大きく釣果が変わります。短時間で10匹以上釣れることもあれば、まったく釣れないと言うことも普通です。当然、早朝と夕方が良いのですが、我々は、出発時間や宿に入る時間もありますので、釣る時間帯は不利です。でも逆にすいているので、比較的良いポイントを確保できるのが救いです。

釣れている人が何人か確認できたので、釣りを開始しました。天気は、曇りから小雨とあいにくですが、はるばる東京から来ているので、ぜいたくは言ってられません。

サケ釣りは、特殊な仕掛けを使います。大きなウキの下にルアー、その先に針が付いたタコベイト(ゴムのようなもので出来たタコを模したような疑似餌)、さらに針には、サンマをエサに付けます。エサが疑似餌も含め3つ付いているようなものですね。北海道の人があみ出した、サケ釣りの必殺仕掛けです。
投げ初めて、こつこつとあたりがあります。父親がヒット![演劇]

でも、ファイトが小さい。小型のマスか?近くまで引き寄せるとウグイ。30cmほどのウグイ。北海道では、食べない、完全外道。でも本州のウグイと比べたらデカイ。

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ボウズよりはましか。最初の釣果は、ウグイ。

何投も何投もルアーを投げては、リールを巻き上げます。だんだん機械的な作業に思えてきます。父親は疲れたようで、真下に釣り糸を垂らしていたら、なんと今度は小さなカレイが釣れました。

釣りはじめて、昼食をとりつつ4時間。釣果は数匹のウグイとカレイ。サケらしいあたりはなし。

小雨が降ったり、やんだりで不安定な天候、15時を過ぎ、そろそろ本日の宿、川湯温泉に向かわなくてはなりません。父親は、あきらめ完全に釣りを辞めてしまいました。
そんな時、私のルアーが根がかり(昆布か岩にひっかかった)。あー最後に来て根がかりかぁと思った瞬間、銀色の魚影が光り、強い引きが・・・。釣れた!ヒット!、竿が弧を描き、ラインの先では銀色の魚影がもがいています。この引きは完全にサケです。ウグイとはまるで、違う引きで、ガツンガツンという振動が腕全体に伝わってきます。バラしたらおしまいですので、なるべく弱らせる事にしました。ようやく引き寄せ、網に入れようとしますが、これが一人では、結構難しい。右手に竿、左手に網(近くの釣具屋で1,000円で買った)、なおもサケは暴れます。10分程でしょうか、ようやくゲット。

49cmのカラフトマスでした。引きはカラフトマスの方がサケより強いそうです。80cmクラスもざらなサケですが、49cmとは、ちょっと可愛いサイズです。残念ながらオス。

080912_005_HOKKAIDO2008.gif080912_007_HOKKAIDO2008.gif ちょっと小さめ。尾びれに黒い斑点があるでしょ。カラフトマスの特徴、地元のおじさんが教えてくれた。
まぁ、1匹でも釣れたから良いことにしましょう。

冷凍宅急便で、東京に送ったら、2千円もかかった。買った方が安い・・・。
雌の3匹でも釣れば、十分元が取れるのでしょうが。
でも、あの釣りの醍醐味は、何にも代え難いですね。

今日の宿は、川湯温泉。はやく温泉につかりたーい。ティーダは、一路、川湯温泉へ。

北海道釣り紀行2008 (1) アキアジ(サケ)釣り編 完 (2)に続く

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