前の1件 | -
SLググっとぐんま みなかみ号を見てきました [レジャー]
SLググっとぐんまみなかみ号を見てきました!
2011年7月2日(土) 晴れ
群馬県を走るJR上越線にSL重連を見にいってきました。
何となくSLの情報を見ていたら、なんと7月2日、3日に上越線で群馬デスティネーションキャンペーンの特別企画で「快速 SLググっとぐんまみなかみ」号と銘打ち、SL重連という記事を見つけました。
7月2日(土)は、2011年初夏にJR東日本で3台目のSLとして復活したばかりのC61 20といつもは新潟を「ばんえつ物語」号として走っているC57 180の重連です。
今まで上越線を孤軍奮闘してきたD51 498との重連は近い将来予想していましたが、7月2日(土)は、なんとC57 180との重連です。
また、翌日の7月3日(日)は、D51 498とC57 180の重連とのことでした。
とうことで、7月2日の4時45分に東京出発。天気が悪いのと人手が多いだろうという予想から行くことを少しためらいましたが、C57 180との重連はめったに無いだろうと自分を納得させ、意を決して行くことにしました。
なにしろ、C57 180が上越線を走ることだけでも珍しいので、雨でも何でも行くっきゃないでしょ。
あいにく7月3日(日)は予定があったので、D51とC57の重連はあきらめ、日帰りで7月2日に集中することにしました。
でもあまり気合いをいれるのもなんなので、撮影ポイントは雑誌に載っている渋川の超有名ポイントである利根川第一橋梁に決めました。混む事が予想されたので、余裕を持って出発したのですが、関越道を低燃費走行でどんなにゆっくり走っても、渋川に7時前に着いてしまいました。早すぎでしょ。
なにしろ、SLがここにやって来るのは、11時05分です。4時間待ちです。
まずは、朝食に持ってきたパンとおにぎりを食べて、15分の時間を潰しました。ここ利根川第一橋梁にはすでに10人ほどが陣取っていましたが、まだ場所は楽勝に空いていました。
場所取りで、適当な場所に三脚をたてて構図を決めてみます。すでに陣取っていた人たちと少し話しながら時間を潰します・・・。
曇り雨の予報だったのですが、榛名山こそ雲をかぶっていたものの何故か晴れてます。気温もぐんぐん上がり、日陰でじっとしっていても汗がお腹のあたりをくすぐります。
利根川では、鮎を釣っている釣り人。その脇の岸では、SLを撮ろうとしている人が5人程度見えました。あそこは、鉄橋を正面に撮影できるポイントです。
あたりを散策したり、ワンセグを見たりしてひたすら時間を潰します。8時半頃には、次第に人も増えてきましたがまだ20名程度。予報通り、やはり、空は曇ってきました。
次第に人が増えてきました
人が以外と少ないと思っていたら、その後から次第に人が増え、10時半には最前列は人が入れないほどいっぱいになりました。
さすがに満員状態、この後もさらに人が増える
その後もますます人が増えて、大型の三脚にキャタツという重装備組が後ろに次々と陣取り、結局50~60名程度になったのではないでしょうか。数える余裕はありませんでしたが。
11時過ぎ、渋川駅発車の汽笛がかすかに2発聞こえました。
ようやくです。この一瞬のために4時間も待っていたのです。普段は待つのが嫌いな我に感心します。曇ってしまったのが残念ですが・・・。
やがて、煙が見えてきました。初めて見るC61。
初めて見る大型SL同士の重連。
C61とC57の重連なんて何十年ぶりのことなのでしょう?
復活したばかりのC61が先頭です
利根川第一橋梁を重連でどうどうと渡ってくるSLにシャッターを切りまくります。
25秒。利根川第一橋梁をSLが重連で渡った時間。あっけなく終わりました。
あっけなく終わったので、多くは書きません。
超倍率ズームレンズの威力を見てください、望遠から広角へと倍率を変えて連写!(ほんの一部です)
そこから、水上駅に行ってじくりとSLを見学することにしました。当然、水上駅はSLの転車ショーとか入れ替え作業とかあるので人が集中するでしょうからSLよりも早くに水上駅に着きたかったのですが、一斉にSLを撮り終えた車が出発してあたりは局地渋滞です。あわよくば、途中でSLを追い抜いて、もう一度撮影できないかという考えは甘すぎました。
これは、予想以上に時間が掛かる・・・とうことで、昭和ICから関越自動車道を使います。みんな一般道をそのまま進んでいきましたが、休日で半額ということもあり、いっきに水上ICまで高速道路でワープ。
それでも水上に着いたのは、12時半過ぎ・・・。
この時、水上駅を車で通った時は、水上駅出発の撮影ポイントはまだ空いていました。でも車を一時停車させる場所すら無いので、そのまま駐車場まで行きました。駐車場は案の定満杯。なんとか水上駅構内と思われる草っぱらに車を止めました。
なぜか空はかんかん照り。暑い・・・。帽子持ってくれば良かった。天気予報の嘘つき!
すでにC61は、給水用の支線で給水と灰を落とし、石炭をならしている状態で、C57がこれから転車台で方向転換するところでした。いつもは「ばんえつ物語号」を牽引しているC57 180を見るのも十年ぶりくらいです。
最近は、サービスで転車台を2回転するのが恒例です。方向転換を終えたC57は、ゆっくりと転車台をバックし待機。
普段よりも多く回ってます!
給水と石炭をならしたC61がバックして、本線に合流する支線で待機。それと入れ替わりで、C57が給水用の支線に入ります。
絶妙な入れ替え作業でC61とC57が入れ替わりました
それにしても凄い人だ。
C57のひとときの休息
客車はばんえつ物語号専用客車です
SLの入れ替え風景を見学し、水上駅を出発するSLを捉える撮影ポイントに。やはり、もう三脚のあらし。入り込む余地は全くありません。あきらめず、ちょっと場所を探してみましたが無いので、開き直って、電柱が邪魔をする駅に近い場所で撮影することにしました。
上りの重連「快速 SLググっとぐんまみなかみ」号は、15時23分出発です。昼食を食べるタイミングを失い、持ってきたポテトチップで空腹をいやしました。
14時50分頃、方向転換と一時の休息を終えC61とC57はふたたび連結。水上駅構内に進入し、一旦、本線を渡り、入れ替え用の支線に。そこから今度はバックでばんえつ物語号の客車が待つ本線にゆっくりと向います。
15時08分にSLは客車と無事に連結。C61とC57は、力を合わせてばんえつ物語号の客車を牽引し、復路、高崎駅に向かうことになります。
15時20分、2台のSLは、黒煙を噴き上げ始めました。水上町長の発車の合図でまずは先頭のC61が汽笛を。続いてC57が汽笛を。重連ならではの光景です。C57の汽笛の方がやや低い音でした。
水上町町長が出発の号令?
2台のSLは、ドレンを切りながらゆっくりと走りはじめます。あくまでもゆっくりと発車して、かなしいかなドラフト(シュッシュポッポという音)の音はほとんど聞こえませんでした。
これもまたあっという間に行ってしまった。最後に絶気運転の合図の汽笛が聞こえて、すすの残り香の元、私のSL重連のお祭りは終わりました。
せっかくなので観光で、帰り道に月夜野ビードロパークで冷酒杯を購入し、東京の家に着いたのは19時過ぎでありました。
終わり
こんどは、9月。秩父路のC58との重連か・・・。
SLがもう一匹いたか!
前の1件 | -