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北海道釣り紀行2008(4) 恵みの川編 [釣り]

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網走能取岬にある1軒宿『あら鷲』。大きな窓からは、オホーツク海が一望でき、その先には知床半島が望める。

2008年9月15日(月)。起きると空は快晴。トンビの群れが上空を舞っていた。
『あら鷲』。私の北海道での釣りはここから始まった。まだ、北海道を観光して回っている頃に、宿泊した際、宿のおじいちゃんに釣りに連れて行ってもらった。それが、北海道での本格的な釣りの始まり。

オショロコマは、以前から釣ってみたいあこがれの魚であったが、熊のテリトリーであるためそう簡単には釣りが出来ない。そんな時に『あら鷲』のおじいちゃんに出会った。おじいちゃんには、きのこ狩りにも連れ行ってもらった。きのこに詳しくなったのもおじいちゃんのおかげ。今思うと本当に「きっかけ」って大事大事。

それから、毎年『あら鷲』にお世話になっている。おじいちゃんは、出会った翌年に無くなってしまった。もっともっと釣りやきのこ狩りに連れて行ってもらおうと思っていたのに・・・。

今回は、事情で4年ぶりとなってしまったが、変わったといえば、トイレが水洗になっていた。前はぼっとん便所だったのに。あれが、また最近は味わえないトイレで良かったのだが・・・。
お客さんの中には、ぼっとん便所を見て、逃げてしまう人もいるらしい。妖怪でも出てくるのか?

今日は、おじいちゃんに連れて行ってもらった川は、パス。足が悪い父親にはちょっときついので。
その近くの川へ行った。やはり上流域で、一人では絶対入りたくない川。なにしろ足跡や爪痕、エゾシカの残骸を見たことがあるので、ここには絶対やつはいる・・・。誰が? 
だから、クマさんが・・・。

この川は、比較的平坦でたまりも多く、父親や子供にも釣りやすい。大物は少ないが、オショロコマやヤマメが混じってつれる。
川に降り立てば、オショロコマがゆうゆうと泳ぐ姿が見られる。

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見えづらいがオショロコマがゆうゆうと泳ぐ。

釣りはじめるとすぐにアタリが。小物だが数釣りには面白い。たまには30cmクラスのオショロコマもいるのだが、今日は反応無し。
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ちょっとやせ形のオショロコマ。

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ヌメリスギタケモドキ。渓流では、ふときのこにも出会います。

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小さなクラスだが、オショロコマとヤマメが混じって釣れる。

父親も釣りまくる。
夕方近くになり、父親が疲れたので辞めた。

私は、本流でもう少し釣ってみたところ、25cmクラスのオショロコマが立て続けに連れた。

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魚のことを考えると水中で撮影すべきでした。リリースすれば良いというものでは無いですね。

今日も『あら鷲』泊なので、網走に早めに戻りました。今ではめづらしい食材に舌鼓をうち、オーナーとお話しをして就寝。今日も熊さんに出会わず、めでたしめでたし。

2008年9月16日(火)。
もう帰る日が来てしまった。帰る日なので、近場の網走港でサケ釣り。『あら鷲』のオーナーの奥さんからは、たくさん連れたら台所を貸してもらう約束までして行った。
しかし、食いは渋く、ウグイのアタリのみ。天候も悪くなり、エサも無くなり、貯まってた疲れも出てきて、釣りを断念。

女満別の温泉につかり、無事、東京に戻ったのでありました。

北海道釣り紀行2008 完

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北海道釣り紀行2008(3) 滝と斜里川編 [釣り]

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2008年9月14日(日)。AM6時頃目が覚めた。部屋の窓を開けると川湯温泉は、霧で包まれていた。晴れているのか曇っているのかよくわからない。昨晩は、異なるホテルに泊まったが料理の手違いで、お詫びに大量のカニが出てきて、まだカニの余韻が残っている感じだ。

今日は、以前にも行ったことのある斜里川に行ってみることにした。川湯温泉からは。30数キロ。天候は霧がはれて晴れ。

以前は、斜里川の支流によく行ったものだが、ダム等が出来、魚たちの生活環境破壊も進んでいると思われるので、本流で釣ってみる事にした。

途中の小清水町でさくらの滝を見物。8月あたりまでは、多くのサクラマスがこの滝を飛び越えるらしい。少し、見ていたが、1匹も魚影は無し。

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さくらの滝。この滝を飛び越えるサクラマスを見てみたい。

そこから、上流部に向かう。なんだかんだ走っている内に、男鹿の滝まで行く事に。でもこれが結構遠かった。林道のような道を10km以上も走ったと思う。途中数台の車とすれ違う。釣りなのか滝見物なのか。

すでに10時前。ようやく、男鹿の滝の入り口に到着。ここからは、徒歩で上らなくてはならないようで、足の悪い父親は、待機。一人で滝に向かった。ここは、斜里川上流部。一人では怖い・・・。何が? 
ヒグマが・・・。

細い道を常備の鈴や笛を吹きつつ、10分程度で到着。すごーいというほどでもなく、普通の滝。さっさと撮影。

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斜里川上流部、男鹿の滝。

車まで戻り、今度は来た道を下る。また何台か車とすれ違う。男鹿の滝は、結構見物客が多いようだ。

ある程度戻ったところで、釣ってみる。小さなオショロコマが釣れた。オショロコマは、サケ科イワナ属の魚で、今は日本では、北海道にしか生息していない。魚体は茶から黒褐色、白い虫食い状の斑点に、朱の斑点がちりばめられた綺麗な魚体。産卵期には、お腹が金色になり、黒と金色のコントラストが何とも高級な色彩。
最近は、日本のイワナ属は、アメマス(エゾイワナ)とオショロコマの2種に大別されているようだ。日本各地にいろいろなイワナがいるが、それらはすべてアメマス(エゾイワナ)の亜種に分類されている。

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斜里川のオショロコマ。オショロコマも絶滅危惧II類になっているので、すべてその場でリリース。

少し釣ってみたが、小さなオショロコマばかりであった。さっきまで晴れていたのに、急に大粒の雨が降ってきた。風も強い。山の天候には注意しなくてはならない。

ポイントを探しながら、また車で下る。結構な川幅になるまで本流に沿って下り、釣ってみる。これほどの川幅だと大型のアメマスも期待できる。

がっ。釣れるのはチビヤマメばかり。数は釣れるが、すべてチビ。でも綺麗な魚体。時々オショロコマも混じるが、総じて小型。1匹だけ20cmのオショロコマが釣れたが、今日はこれが最大級。

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斜里川本流部のチビヤマメとオショロコマ。ヤマメは、北海道では水産資源で保護が厳しい(降海するとサクラマスになるので)のでリリースする。

今日の釣りは、終了。小物ばかりで、やや物足りないが、明日もあるのでほどほどに。

今日からは、いつもお世話になっている網走の1軒宿『あら鷲』に連泊する。斜里から一路網走へ。今日は夕食を予約していない。北海道では寿司が食べたかったので、網走駅近くの回転寿司屋『かに源』で食べることにした。
いつもは、北見の『トリトン』で食べるのだが、今回の釣行は、北見を通らないので、網走となった。

北海道ならではのネタ(ニシン、鮭、おひょう(かれい)、イクラ、アマエビ、サバ)を中心に頼み、たらふく食べる。
満腹になったところで、能取岬の中程にある宿『あら鷲』へ。

『あら鷲』に着くと、オーナーが笑顔で迎えてくれた。4年ぶりにお会いする。

その夜は、オーナーと父親、たまたま泊まっていた釣り好きなお客さんと魚釣りやクマ情報で話しが盛り上がった。

北海道釣り紀行2008(3) 滝と斜里川編 完  (4)へ続く
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