北海道釣り紀行2008(3) 滝と斜里川編 [釣り]
2008年9月14日(日)。AM6時頃目が覚めた。部屋の窓を開けると川湯温泉は、霧で包まれていた。晴れているのか曇っているのかよくわからない。昨晩は、異なるホテルに泊まったが料理の手違いで、お詫びに大量のカニが出てきて、まだカニの余韻が残っている感じだ。
今日は、以前にも行ったことのある斜里川に行ってみることにした。川湯温泉からは。30数キロ。天候は霧がはれて晴れ。
以前は、斜里川の支流によく行ったものだが、ダム等が出来、魚たちの生活環境破壊も進んでいると思われるので、本流で釣ってみる事にした。
途中の小清水町でさくらの滝を見物。8月あたりまでは、多くのサクラマスがこの滝を飛び越えるらしい。少し、見ていたが、1匹も魚影は無し。
さくらの滝。この滝を飛び越えるサクラマスを見てみたい。
そこから、上流部に向かう。なんだかんだ走っている内に、男鹿の滝まで行く事に。でもこれが結構遠かった。林道のような道を10km以上も走ったと思う。途中数台の車とすれ違う。釣りなのか滝見物なのか。
すでに10時前。ようやく、男鹿の滝の入り口に到着。ここからは、徒歩で上らなくてはならないようで、足の悪い父親は、待機。一人で滝に向かった。ここは、斜里川上流部。一人では怖い・・・。何が?
ヒグマが・・・。
細い道を常備の鈴や笛を吹きつつ、10分程度で到着。すごーいというほどでもなく、普通の滝。さっさと撮影。
斜里川上流部、男鹿の滝。
車まで戻り、今度は来た道を下る。また何台か車とすれ違う。男鹿の滝は、結構見物客が多いようだ。
ある程度戻ったところで、釣ってみる。小さなオショロコマが釣れた。オショロコマは、サケ科イワナ属の魚で、今は日本では、北海道にしか生息していない。魚体は茶から黒褐色、白い虫食い状の斑点に、朱の斑点がちりばめられた綺麗な魚体。産卵期には、お腹が金色になり、黒と金色のコントラストが何とも高級な色彩。
最近は、日本のイワナ属は、アメマス(エゾイワナ)とオショロコマの2種に大別されているようだ。日本各地にいろいろなイワナがいるが、それらはすべてアメマス(エゾイワナ)の亜種に分類されている。
斜里川のオショロコマ。オショロコマも絶滅危惧II類になっているので、すべてその場でリリース。
少し釣ってみたが、小さなオショロコマばかりであった。さっきまで晴れていたのに、急に大粒の雨が降ってきた。風も強い。山の天候には注意しなくてはならない。
ポイントを探しながら、また車で下る。結構な川幅になるまで本流に沿って下り、釣ってみる。これほどの川幅だと大型のアメマスも期待できる。
がっ。釣れるのはチビヤマメばかり。数は釣れるが、すべてチビ。でも綺麗な魚体。時々オショロコマも混じるが、総じて小型。1匹だけ20cmのオショロコマが釣れたが、今日はこれが最大級。
斜里川本流部のチビヤマメとオショロコマ。ヤマメは、北海道では水産資源で保護が厳しい(降海するとサクラマスになるので)のでリリースする。
今日の釣りは、終了。小物ばかりで、やや物足りないが、明日もあるのでほどほどに。
今日からは、いつもお世話になっている網走の1軒宿『あら鷲』に連泊する。斜里から一路網走へ。今日は夕食を予約していない。北海道では寿司が食べたかったので、網走駅近くの回転寿司屋『かに源』で食べることにした。
いつもは、北見の『トリトン』で食べるのだが、今回の釣行は、北見を通らないので、網走となった。
北海道ならではのネタ(ニシン、鮭、おひょう(かれい)、イクラ、アマエビ、サバ)を中心に頼み、たらふく食べる。
満腹になったところで、能取岬の中程にある宿『あら鷲』へ。
『あら鷲』に着くと、オーナーが笑顔で迎えてくれた。4年ぶりにお会いする。
その夜は、オーナーと父親、たまたま泊まっていた釣り好きなお客さんと魚釣りやクマ情報で話しが盛り上がった。
北海道釣り紀行2008(3) 滝と斜里川編 完 (4)へ続く
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