寝台特急『サンライズ瀬戸』乗車記 [旅]
寝台特急『サンライズ瀬戸』乗車記
2010年5月30日(日)晴れ。今日もからっとした心地よい天気。でも、8時から仕事開始。終わったのは、19時。
明日は朝から東京の会社に出社しないとならないのですが、飛行機にはとうてい間に合わない、岡山まで出て新幹線で東京に帰るのも結構きついということで、いろいろ調べた末、手段は二つです。夜行バスか寝台特急『サンライズ瀬戸』かです。選択するまでもなく2週間前に『サンライズ瀬戸』のチケットを取っておきました。
今日のお昼は、またさぬきうどん、おろし天ぷらうどん 730円。天ぷらたくさん入っておいしい。
なんだかんだで、高松駅に着いたのが20時30分。お土産を買う時間もあまりなく、食料と酒を調達して、『サンライズ瀬戸』に乗り込みました(この時間になると弁当屋はどこももう終わっていました、アンパンマン弁当を子供の土産に買いたかったのですが残念です)。
高松駅夜景です
寝台特急『サンライズ瀬戸』は、7両編成の寝台電車です。今となっては『サンライズ瀬戸』は、『サンライズ出雲』とともに東海道筋に残る唯一、二の寝台特急となってしまいました。
A個室、Bシングル個室、Bツイン個室、Bソロ個室、のびのび座席があります。私が乗ったBソロ個室は、ちょっと狭いですが、Bシングル個室より1,000円程度安いのが魅力です。のびのび座席は、寝台券が必要ないようなのでさらに安いですが、隣の人とは、簡単な仕切りのみです。
21時26分、高松駅を定刻通り発車。意外と静かで乗り心地は良いです。そういえば、最近は在来線の特急なんてめったに乗らないですね。新幹線ばかりで。
高松駅を後にします
私が予約したのはB寝台のソロ(以下Bソロ)です。10号車の一人用の個室です。7両編成なのに10号車? 変ですが、これは、岡山駅で1号車~7号車までの『サンライズ出雲』と連結するためです。
Bソロには、低い席と高い席がありますが、私は高い方の席でした。
部屋に入ると結構階段が狭く、大きな鞄を持って入ると挟まってしまいます。走るカプセルホテルといったところでしょうか。大きな違いはテレビが無い事ですね。これは、私にとっては結構大きな違いです。でもソロということは、グリーン車扱いってこと?
通路から部屋をのぞいた写真です
ベッドから通路を見下ろした写真です、ちょっと階段が窮屈です
足下に荷物棚が、ある程度の大きさの荷物が入りますが、階段をあげるのがちょっと大変です
ラジオはありますが、イヤホンを持ち込まないと聴けません
ちょっと窮屈なので岡山駅までラウンジで過ごすことにしました。この10号車のBソロ車両には、8人が座れるラウンジとシャワー室が付いているので便利です。
部屋のロックは、4桁の暗証番号を入力
一人の男性が、お酒を静かに飲んでいました。
ラウンジは、8席あります
やがて、『サンライズ瀬戸』は、瀬戸大橋を渡り始めす。瀬戸大橋を渡るのは初めてです。海が月明かりに照らされ、その中を船が何隻か進んでいます。高速のインターチェンジも見えます。
22時半前に岡山到着。ここで、出雲からやってくる寝台特急『サンライズ出雲』号と連結し、14両編成となって東京駅を目指します。この最大のイベントの連結風景を見学しましたが、時間が比較的早いせいもあって、結構な見物客です。15人くらいいたのには驚きました。
『サンライズ瀬戸』が先に到着、『サンライズ出雲』を待ちます
無事に連結、晴れて堂々の14両編成となり、東京を目指します
最大のイベントも終わり、部屋で食事をして寝ることにします。岡山を過ぎるとようやく車掌さんが検札に来ました。子供の土産に『サンライズ瀬戸』のタオルセット(200円)を購入しました。
タオル200円、歯ブラシ付き、絵はがきは最初からベッドにおいてあります
携帯のワンセグテレビは、細切れ状態です。食べたらもう寝るしかないのですね。
窓が曲面ガラスなので、真っ暗な中を走っていると自分の姿が拡大して映し出され、くらくらします。でも電気を消すと寝ながら星空が見ることができます。
2週間前に取ったチケットです、今日の乗客は少ないようです
翌朝、5時半ごろ目が覚めました。間もなく熱海に停車。
熱海駅
見慣れた風景が・・・横浜に近づきます
6時20分ごろ、横浜到着20分前のアナウンスが流れました。私は、横浜で降り途中自宅によって、シャワーを浴びて出社しました。『サンライズ瀬戸』では、結構眠れましたが、日中は眠かったです。
たまには、夜汽車も良いものですね。
寝台特急『サンライズ瀬戸』乗車記 完
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